そのぎ茶、ジャガイモ… 沿線特産を練り込む 『かもめかまぼこ』PR 諫早農高×みゆき蒲鉾

かもめかまぼこを商品化した諫早農業高とみゆき蒲鉾の関係者=JR長崎駅

 西九州新幹線の沿線の特産物を練り込んだ「かもめかまぼこ」を、長崎県立諫早農業高(坂口浩校長、791人)とみゆき蒲鉾(かまぼこ)本舗(雲仙市)が共同で商品化した。20日、長崎市尾上町のJR長崎駅で発表会があり、観光列車「ふたつ星4047」の乗客に配布してPRした。
 同かまぼこは同新幹線開業準備実行委員会が昨夏実施した「ワンハンドフードコンテスト」の入賞作品。同校の食品科学部が出品した。みゆき蒲鉾本舗から商品化の提案があり、両者が検討を重ねて実現した。
 そのぎ茶や大村地区のニンジン、諫早地区のジャガイモを練り込んでおり、新幹線沿線の味を楽しみながら移動できるというコンセプト。手に持ちやすい棒状で、同部2年の平野仁那(にいな)部長(17)は「長崎の特産品をまるごと食べられる。スティック状で食べやすい点もこだわった」と話した。
 同かまぼこは、みゆき蒲鉾本舗をはじめ、長崎駅高架下商業施設「長崎街道かもめ市場」で26日まで、長崎市大黒町の「県物産館」で3月末まで限定販売する。


© 株式会社長崎新聞社