「お好み焼き」の歴史と味をはるか9000キロ離れた国ヨルダンへ伝えようというプロジェクトを 中根夕希 キャスターが、現地取材しました。お好み焼きは、現地の人たちにどんな思いを抱かせたのでしょうか?
「いっちゃん」店主 市居馨 さん
「なるべく芯に直角に…」
お好み焼きの人気店「いっちゃん」店主、市居馨 さん。広島からはるばる中東ヨルダンへお好み焼きを教えに渡りました。
王立の料理学校の生徒たちに作り方を教えます。初めて見るお好み焼き…。生徒はみな、興味津々です。
「さあ、みなさん、どうぞ、お好み焼きを食べてみてください」
このきっかけは、駐日ヨルダン大使の強い想いからでした。
駐日ヨルダン大使館 リーナ・アンナーブ大使
「お好み焼きのストーリーがすばらしく、1945年、原爆で多くの方が苦しんでいたときにたくさんの人を救ったことなど、その歴史のすべてにとても心を打たれます」
ヨルダンへお好み焼きの味だけでなく、その歴史も伝える…。そのはじめの一歩を取材しに、わたしもヨルダンへ向かいました。
どんな食材があるのか、まずは市場へ。これは、ヨルダンでの主食「ホブズ」。あらゆる料理にディップして食べたり、巻いて食べたり、さまざまです。
市場には果物や野菜が豊富。オリーブ・スパイス・ナッツなども多くありました。
ヨルダンは、中東の国ながら石油がとれないため、観光業に力を入れています。その1つが、塩分濃度が高く、浮遊体験ができる場所として知られる死海。
中根夕希 キャスター
「固い! これ全部、塩なんですね」
そんなヨルダンで市居さんからお好み焼きを教わった料理学校の生徒たち。自分たちでアレンジしたヨルダン風のお好み焼きを作ります。
はたして、どんなお好み焼きが? そして、お好み焼きはヨルダンの人たちにどんな思いを抱かせたのでしょうか? あす2月22日(祝・木)午前9時55分から放送するRCC特別番組「お好み焼き 中東ヨルダンを行く!」で伝える予定です。