サラダに最高「極早生」タマネギ 収穫が本格化 南島原・加津佐町

本格的な収穫期を迎えた「極早生」のタマネギ=南島原市加津佐町

 長崎県内有数のタマネギ産地の南島原市加津佐町で極早生(ごくわせ)の収穫作業が本格化している。天草灘を眼下に望む畑には掘り起こされたタマネギが並び、早春の日差しに輝いていた。
 穏やかな天候に恵まれた17日、福田一三(かずみ)さん(53)の畑では、長男光さん(27)親子ら計9人で作業に追われた。昨年9月に種をまき、同11月に定植。今月から収穫を始めた。タマネギを土から掘り出し、1個ずつ手作業で根と茎を黙々と切っていた。
 約3.5ヘクタールに作付けし、例年よりやや少ない約180トンの収穫を見込む。一三さんは「辛みが少なくサラダなど生食が最高」と笑顔。タマネギは農協を通して関東、関西に出荷される。


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