【強豪国だらけの世界大会⑥】3大会ぶり永遠のライバル直接対決は激戦必至!

2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックでは2次ラウンドまで全勝、2009年の決勝戦では死闘を演じた侍ジャパン永遠のライバル韓国。ここ2大会は1次ラウンド敗戦で対戦はなかったが、今回1次ラウンドで2大会ぶりに直接対決が実現する。

2006年の第1回大会では、1次ラウンドで侍ジャパンに2戦2勝、しかし3度目の対戦となった準決勝で敗退しベスト4に終わった韓国。そして第2回大会も互角の対戦でついに決勝戦へ。9回裏の2死から韓国が同点に追いつくなど、大会史上を代表する死闘を演じた両国の代表が3大会ぶりに対戦が実現。

2013年の第3大会は台湾、続く前回大会は自国で1次ラウンド敗退となった韓国だったが、今回は侍ジャパンと同じプールBで3月10日の第2戦で激突する。

そして、ダルビッシュ有が所属するパドレスと2021年に契約し、昨季は全休したフェルナンド・タティースJr.に代わって遊撃手を務めたキム・ハソン。ハソンも昨季は自己ベストの11本塁打、59打点をマークした。

そして、2019年には19本塁打を放ち、このオフにレイズからパイレーツに移籍したチェ・ジマンが候補に挙がっているが、ジマンは昨年11月に受けた肘の手術の回復状況次第で出場は微妙だ。

投手陣にも元メジャーリーガーのキム・グァンヒョン(カージナルス、2020-21)、ヤン・ヒョンジョン(レンジャーズ、2021)と実力者が控えている。

3月10日の直接対戦、もちろん侍ジャパンにとっては負けられない一戦となるが、ふたたびアジアの2強が世界を席巻できるか、韓国の強豪復活にも期待したい。

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