地域医療人材養成知って 宮大シンポに220人

 宮崎大(鮫島浩学長)は18日、東京慈恵会医科大(東京都)と連携して行っている地域医療の人材養成に関するシンポジウムを宮崎市のMRTmiccダイヤモンドホールで開いた=写真。オンラインを含め、医師を目指す高校生ら約220人が参加、養成プログラムなどの説明を聞いた。
 シンポジウムは、文部科学省に昨年7月に採択された医療人材養成拠点形成事業を知ってもらおうと開催。総合診療や救急医療などに重点を置いた新設コースを各担当者が紹介し、同医科大で実習をした学生が体験談を語った。県内で働くことを前提とする地域枠との連動や、卒業後の県キャリア形成プログラムなどについても説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていた。
 医師を目指している宮崎西高理数科2年河合俐来(りく)さん(17)は「地域医療に関心がある。入学、卒業後について具体的にイメージできた」、宮崎大医学部副学部長の澤口朗教授(52)は「地域医療の将来への希望と事業への期待の大きさを感じた」と話していた。

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