深夜のドライブ中に発見…路上寝こみ男性救った大学生に感謝状「助けるのは当然」 特殊詐欺防止の店長にも

感謝状を手にする村上彰啓店長(前列左)、長谷紘汰さん(同右)、大橋愛叶さん(後列右)、三田村瞬さん(後列中央)=20日午前、埼玉県警鴻巣警察署

 埼玉県警鴻巣署(中山和典署長)は20日、特殊詐欺被害未然防止に功労があった鴻巣市のセブンイレブン鴻巣氷川町店の村上彰啓店長(33)、交通事故防止に貢献した同市の大学2年、大橋愛叶(まなと)さん(20)、長谷紘汰さん(20)、三田村瞬さん(20)に感謝状を贈った。

 同署などによると村上店長は1月29日、来店した50代男性が「携帯電話料金の未納分の支払い」を理由に電子マネーを購入しようとした際、高額な点を不審に思い、購入を思いとどまらせ、警察へ通報した。村上店長は「日常から詐欺被害の防止へ、意識を高く持って店舗運営を行っている成果が出た」と話した。

 大橋さん、長谷さん、三田村さんは1月15日午前1時ごろ、鴻巣市箕田地内を自動車で移動中、酒に酔って道路中央で寝ている70代男性を発見し、110番。警察官到着まで安全確保に努めた。3人は「人が倒れていれば助けるのは当然。男性が大事に至らず良かった」と話した。3人と協力して対処した熊谷市の大学生、村上凱音(がいと)さんにも感謝状が贈られた。

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