「24時間閲覧できる」ミライon図書館 25日から電子書籍サービス開始

 長崎県大村市東本町のミライon図書館は25日から、電子書籍サービスを開始する。県内在住の図書館利用登録者はパソコンやスマートフォンから電子書籍を24時間閲覧できるようになる。
 デジタル技術を活用した県の「ながさきデジタルライブラリー事業」の一環。デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、離島半島の住民や忙しくて来館できない県民にも広く利用してもらうのが狙い。
 県が電子書籍閲覧サービスを提供する事業者と契約し、3月末までに専門書や実用書、小説など同館が選定した約1900冊分の電子書籍が閲覧できるようになる。今後、随時書籍を追加していく予定。
 電子書籍は1冊に1人しかアクセスできない仕組みで、15分間操作がなければ自動的に返却される。一部の書籍では音声読み上げや全文検索の機能もある。
 3月9日には「ミライon図書館アプリ」のサービスを開始。これまで利用者登録は同館か県立長崎図書館郷土資料センターに来館する必要があったが、アプリをインストールすれば、マイナンバーカードを使って利用登録できるようになる。

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