シャツに風神と雷神!トリノが日本風「SUZUKI10周年記念」ユニフォームを発表

セリエAのトリノとキットサプライヤーのJomaは23日、シャツスポンサー「SUZUKI」とのパートナーシップ10周年を祝うスペシャルユニフォームを発表した。

Torino 2022-23 Joma "Fujin 10"

日本の自動車メーカー「SUZUKI」とのパートナーシップ10周年を祝し、“Fujin 10”と名付けられた特別ユニフォーム。キットカラーはトリノのメインカラーであるディープレッドを基調に、日本の伝統文化にインスパイアされた和風の絵柄をデザインしている。

“Fujin 10”(風神10)の名の通り、シャツのデザインは日本の芸術作品「風神雷神図」をモチーフの中心に据え、稲妻や浮世絵を思わせる波模様を大胆に描く。日本の芸術に造詣が深くなければ描けないグラフィックだが、このデザインを担当したのは日本人だという。

世界に4つあるというスズキ社デザインセンターのひとつが、トリノの「スズキスタイルセンター」。今回のキットは同センターの日本人ディレクターであるナカダ キミヒコ氏(漢字不明)がデザインを担当したという。「SUZUKI」の本社がある静岡県浜松市からトリノに“勝利の風が吹く”という意味を込めたデザインのようだ。

トリノと「SUZUKI」のパートナーシップが始まったのは2013年から。90年代、2000年代はセリエAとBを行ったり来たりのエレベータークラブだったトリノだが、「SUZUKI」のロゴマークをユニに付け始めてから現在までセリエB降格は一度も無い。

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風神雷神図をモチーフとしたこの“Fujin 10”ユニフォームは、3月6日に行われるボローニャとのホームゲームで選手が着用予定。なお、クラブ公式オンラインストアでは既に予約受付を開始している。

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