宇都宮市を拠点に活動する三つのプロチームは28日、幅広い分野での相互協力を目的とした包括連携協定をそれぞれ同市と結んだ。同日、市役所で各チーム代表者が協定書を交わし、同市のブランド戦略にもなっている「プロスポーツのまち」実現に向け手を携えていくことを確認した。
協定を結んだのはサッカーJ2の栃木SC、バスケットボールB1の宇都宮ブレックス、自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェン。市民とチームとの一体感を醸成し、それを加速させたいチーム側からの提案で締結に至った。
3チームは今後、これまで行ってきた健康増進活動などを強化していくほか、小中学生の職場体験や地域スポーツクラブとの連携などを通して地域の課題解決に取り組むという。
佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「新たな協定を結べたことは本当にありがたい。市民の皆さんと共に『おらがまちのプロチーム』をさらに育て上げていきたい」と歓迎した。