広島県で卒業式を迎える高校3年生が28日、銀行の移動店舗で自分の口座を開設しました。
広島市南区の進徳女子高校に現れたのは、もみじ銀行の移動店舗車「カープV号」です。卒業を控えた3年生が、自分名義の口座を開設し、通帳を受け取りました。なかには、通帳代わりにスマホの専用アプリを使う生徒もいました。
生徒
「(通帳より)スマホの方が24時間対応できる。新生活で1人暮らし・アルバイトが始まるのでお金の管理をしっかりしたい」
この取り組みは、去年9月、もみじ銀行が学校でお金の仕組みについての授業をしたことがきっかけでした。今後も互いのノウハウや情報を共有することで、地域経済の発展などに貢献していこうと、協定が結ばれました。
進徳学園 進徳女子高校 白井龍一郎 理事長
「お金がどういう役割するのか、どう扱えばいいかを学んでもらえれば」
もみじ銀行 小田宏史 取締役頭取
「(卒業生は)地元・広島でまた活躍すると思う。金融に興味を持ち、将来的に豊かな暮らしが実現できれば」
もみじ銀行と学校は、今後も金融リテラシー教育や人材育成などに力を入れていくとしています。