宿泊業ってどんな仕事? 長崎県がパンフ発行 職種や観光の現状を紹介

パンフレット「長崎の旅を彩るおしごと」の感想を語る学生=佐世保市、長崎国際大

 長崎県は県の宿泊業の仕事内容を紹介するパンフレット「長崎の旅を彩るおしごと」を発行した。就職活動を控えた高校生や大学生らに理解を深めてもらい、将来にわたって業界で活躍する人材の育成につなげる。
 県内のホテルや旅館で働く若手社員の仕事やプライベートの過ごし方、キャリアを重ねた中堅、管理職スタッフからのメッセージなどを紹介。西九州新幹線が開業した本県観光の状況や、各種資格の情報なども掲載している。
 佐世保市の長崎国際大国際観光学科には、観光関係への就職希望者が多数いる。井上英也教授は「観光産業はアフターコロナを背景に世界規模で成長する。本県においては西九州新幹線の開業など、100年に1度のチャンスといわれている。今後は国際的なレベルで仕事をこなす人材が必要となる。やりがいのある仕事」と本県の宿泊業を展望する。
 冊子は同学科の学生にも好評。上野真さん(20)、島﨑菜乃佳さん(20)、井上詩穂子さん(20)、上杉野々花さん(20)は「営業や企画、飲食、婚礼などの分野が紹介され視野が広がる。働いている人の笑顔が印象的。いろんなメッセージがあり、仕事を身近に感じることができて参考になる」と感想を語る。
 A4サイズの24ページ。県内の高校や大学などに配布している。

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