“マスク着用” 感染リスクに配慮の卒業式 コロナ禍の3年間…巣立ち 広島・崇徳高校

広島市西区にある崇徳高校です。3年生441人が卒業の日を迎えました。卒業式は、“マスクを着用” …。

体育館では、生徒と生徒の間の十分な間隔をとることができず、受験を控えている生徒の感染リスクに配慮したということです。

ことしも保護者の出席をそれぞれの家庭から1人ずつに制限…。卒業式の規模の縮小は4年連続です。

式の答辞では、卒業生代表の 坂田利来 さんが、「コロナ禍により3年間しかない貴重な学校生活が奪われ、悲しい思いもしたが、クラスメイトと出会えたことは一生の宝物」と高校生活を振り返りました。

最後のホームルームでは、担任の先生からはなむけの言葉が贈られました。

藤谷梨沙 教諭
「自分の限界を決めずにがむしゃらにがんばれば、可能性はこれから、みんな、いくらでもあります。可能性を自分で決めずに大きな世界で羽ばたいてください」

卒業生たち
「行事はほとんどなかったけれど、その中で楽しいことを探していく。それも楽しみだった。バレーボール大会はチームで声をかけあって競技できたので、1番の思い出」

「修学旅行で関東に行くつもりだったけれど、(コロナ禍で)行けなかったので、東京に行きたい。マスクなしで自由にいろんなところに行きたい」

生徒たちはコロナ禍の高校生活を終え、それぞれ、新たな道に進んでいきます。

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