客席ショールーム整備 ピッチの間近で観戦も 「長崎スタジアムシティプロジェクト」

プレイヤーズスイートに座る玉田さん(中央)に説明する岩下社長(左)=長崎市、長崎スタジアムシティプロジェクトショールーム

 ジャパネットホールディングス(HD、佐世保市)が長崎市で来年開業を目指す「長崎スタジアムシティプロジェクト」の観客席のショールームが同市目覚町の複合ビル内に整備され、1日、報道陣に公開された。
 同ビル1階にはサッカーJ2、V・ファーレン長崎とバスケットボールB2長崎ヴェルカの公式グッズショップが入居している。ショールームは2、3階を7エリアに分け、実際に導入する座席などを紹介した。
 アリーナ内に設置予定の「アリーナプラチナBOX」は、コース料理を楽しみながら、バスケなどの試合を観戦できる。ホテル客室で年間契約の「スタジアムプラチナBOX」は、試合時に観戦専用VIP席となる。
 ピッチまでの距離5メートルで観戦できる「プレイヤーズスイート」に座ったV長崎アンバサダーの玉田圭司さんは「質感が良く、クッション性も抜群で座りやすい」と感想。企画運営者リージョナルクリエーション長崎の岩下英樹社長は「今までより数段高く感動的な観戦になる」と胸を張った。
 今月から企業向けの商談に利用。一般客向けの公開開始は夏ごろを予定している。
 この日は同市幸町の建設現場で、主要な柱を立てる儀式も行い、V長崎、長崎ヴェルカの選手らが工事の安全を祈った。

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