【宇都宮】県警の「思いやり110番」を実践したとして、宇都宮南署はこのほど、クラーク記念国際高宇都宮キャンパス1年の山木蒼空(やまきそら)さん(16)に感謝状を贈った。
山木さんは2月1日夕、学校から自転車で帰宅途中に北若松原2丁目の交差点で、70代女性から「道に迷った」と声をかけられた。女性は実在しない小学校名を挙げ「そこまで行けば帰れる」「警察署に連れて行って」などと話したため、自転車を降りて約400メートル離れた同署まで案内した。
山木さんは「女性がちゃんと家に帰れてよかった。これからも積極的に人助けをしたい」と話した。同署の印南浩司(いんなみこうじ)署長は「(山木さんの)優しさで大きな事故の発生を防ぐことができた」と感謝した。