「海外から日本に復帰」が大成功だった!10名のJリーガー

香川真司が久しぶりに日本へと戻ってきた今季のJリーグ。欧州で長くプレーしてきたレジェンドが再びこの地で戦うということで、大きな話題になっている。

今回は「海外のチームから日本に復帰したことが大成功だった」という10名のJリーガーをピックアップしてみた。

高原直泰

所属した国外クラブ:ボカ・ジュニオルス、ハンブルガーSV、フランクフルトなど

帰国してから活躍したクラブ:ジュビロ磐田

現在:沖縄SV 選手兼監督

3度海外への移籍を行った高原直泰。帰国で大成功を収めたのは2001年にアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスへと期限付き移籍したあと、ジュビロ磐田へと復帰した2002年だ。このシーズンに27試合26ゴールを決めて大爆発し、2003年1月にハンブルガーSVへと移籍することになった。

阿部勇樹

所属した国外クラブ:レスター・シティ

帰国してから活躍したクラブ:浦和レッズ

現在:JFAロールモデルコーチ、浦和レッズユースコーチ

若い頃は「和製ベッカム」と呼ばれた阿部勇樹。ジェフ市原でオシム監督の薫陶を受けて大ブレイクし、2007年に浦和レッズへと移籍。2010年のワールドカップでの活躍もあって2010年にレスター・シティへと移籍した。ただ2012年に家族の事情もあって契約解除し、浦和レッズへと復帰。それから2021年まで多くのタイトルに貢献した。

宮市亮

所属した国外クラブ:アーセナル、フェイエノールト、ザンクト・パウリなど

帰国してから活躍したクラブ:横浜F・マリノス

現在:横浜F・マリノス

高校を卒業後、Jリーグを経由することなく欧州へと進出した宮市亮。圧倒的なスピードで印象を残すも、アーセナルからのローン生活の中で度重なる怪我に悩まされた。ザンクト・パウリから2021年に横浜F・マリノスへと移籍すると、2022年には日本代表にも選出されるなど活躍。不運にもE-1選手権で大怪我を負ってしまったが、それまでのインパクトは凄まじかった。

家長昭博

所属した国外クラブ:マジョルカ、蔚山現代

帰国してから活躍したクラブ:川崎フロンターレ

現在:川崎フロンターレ

ガンバユースの天才と称された家長昭博。2010年にはラ・リーガのマジョルカへと移籍したがなかなか活躍できず、韓国の蔚山現代を経て日本へと戻った。そしてガンバ大阪、大宮アルディージャを経て所属した川崎フロンターレで再び大ブレイクし、多くのタイトルに貢献している。

伊藤翔

所属した国外クラブ:グルノーブル

帰国してから活躍したクラブ:横浜F・マリノス

現在:横浜FC

中京大付属中京高校を卒業後にフランスのグルノーブルへと移籍した伊藤翔。4シーズン所属したが出場機会はあまりなく、2010年に日本へ帰国した。清水エスパルスを経て加入した横浜F・マリノスでは5年にわたってレギュラーとしてプレーし、キャリアを復活させるような時間となった。

梅崎司

所属した国外クラブ:グルノーブル

帰国してから活躍したクラブ:浦和レッズ

現在:大分トリニータ

大分トリニータのユースから昇格していきなり大ブレイクしたドリブラー。2007年にはフランスのグルノーブルへと移籍したが、出場機会はほとんどなくローン契約が解除に。そのまま浦和レッズに移籍し、2017年まで多くのタイトル獲得に貢献している。現在は古巣でもある大分トリニータに所属。

前田大然

所属した国外クラブ:マリティモ、セルティック

帰国してから活躍したクラブ:横浜F・マリノス

現在:セルティック

松本山雅FCで「とんでもない快速のストライカー」と話題になった前田大然。2019年にはポルトガル1部のマリティモへと期限付き移籍することになったが買い取られることはなく、帰国して横浜F・マリノスへと貸し出された。そこでポステコグルー監督の下戦術の要として起用され、昨年セルティックへと引き抜かれていった。

権田修一

所属した国外クラブ:ホルン、ポルティモネンセ

帰国してから活躍したクラブ:清水エスパルス

現在:清水エスパルス

FC東京の下部組織を経てトップチームに昇格した権田修一。オーバートレーニング症候群での離脱を経て2016年にオーストリア下部リーグのSVホルンへと移籍した。1年で帰国した後はサガン鳥栖でプレーし、2019年には再びポルティモネンセで欧州へ挑戦した。ただそこでは全試合レギュラーとはいかずに清水エスパルスへと移籍し、Jでコンスタントにプレーすることで日本代表でも安定したポジションを確保することに成功している。

西村拓真

所属した国外クラブ:CSKAモスクワ、ポルティモネンセ

帰国してから活躍したクラブ:横浜F・マリノス

現在:横浜F・マリノス

ベガルタ仙台で若くして活躍した後、2018年にCSKAモスクワへと移籍した。さらに2020年にはポルトガルのポルティモネンセ移籍が決まったものの、新型コロナウイルスの影響もあってわずか2ヶ月で契約解除。ベガルタ仙台へと復帰している。そして昨年横浜F・マリノスへと移籍し、そこでのプレーが評価されて日本代表にも選ばれた。

木下康介

所属した国外クラブ:ハルムスタッズ、シントトロイデン、スターベクなど

帰国してから活躍したクラブ:水戸ホーリーホック

現在:京都サンガFC

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横浜FCのユースに所属していたものの、高校卒業後に欧州へ渡った木下康介。ドイツのフライブルクでヨーロッパでのキャリアを始め、その後スウェーデン、ベルギー、ノルウェーを経て日本へと帰国した。最初は浦和レッズに加入したものの、その後移籍した水戸ホーリーホックでエースストライカーとなり、シーズン12ゴールを決めている。

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