機構改革で香港マカオ弁公室が昇格

中国共産党第20期中央委員会第2回全体会議(二中全会)が2月28日に閉幕した。3月1日付香港各紙によると、同会議では「党と国家の機構改革案」が通過した。改革案の内容はまだ公表されていないが、香港マカオ系統の改編がかかわっており、中共中央の対香港マカオ工作の集中統一指導を強化するものといわれている。消息筋によると、国務院香港マカオ弁公室が昇格して権限を拡大することとなり、国務院弁事機関から中共中央の直属機関に変更され、香港とマカオの2つの中央人民政府連絡弁公室(中連弁)を指導することが明確にされる可能性もある。改革案の内容は5日に開幕する第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で審議される。

© HKP