隔離施設が3年間の任務を終える

マスク着用令が撤廃されて香港の正常化が進む中、ランタオ島にある竹●湾コミュニティー隔離施設も歴史的任務を終え、3月1日に閉鎖式が行われた。2日付香港各紙によると、特区政府保安局の卓孝業・副局長は閉鎖式のスピーチで、同隔離施設には新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行期間に27万人が入居したと紹介。供用開始の時点では濃厚接触者だけを受け入れ、その後、感染者受け入れ用となり、その後は外国人家政婦の検疫センターとして使用された。同期間にはまた高卒学力試験の会場、行政長官選挙と立法会議員選挙の投票所にも使用され、様々な部門と協力が行われた。建設は中央政府が支援した。建設コストは約6億3000万ドルで、2020年7月16日に供用開始。敷地面積は100万平方メートルで、部屋数は最初の1500室から約1万室に増えた。【●=竹かんむりに高】

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