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2023年3月3日に公開された動画ではゲストに参政党参院議員の神谷宗幣氏をお招きし、龍馬プロジェクトの今や参政党の運営、政治家の不祥事について語っていただきました。
参政党の意思決定フローとは？
【このトピックのポイント】
・龍馬プロジェクトは政党になることを目指して立ち上げた政治団体だった
・参政党の運営は直接民主制と間接民主制の組み合わせ
・政治家のポスターの画像加工について神谷氏「年齢詐称より罪が重い」
神谷氏のプロフィールは以下の通りです。
人生で一番辛かったことについて「親父が会社を倒産させた時。あの時と比べたら政治家の苦労なんて半分くらい」とのこと。神谷氏のバイタリティの根源はここにあるのかもしれません。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして神谷氏に回答していただきました。
龍馬プロジェクトの今は？
龍馬プロジェクトは「日本社会の問題を地方政治から変えていく」という理念を元に2010年に誕生した政治団体です。神谷氏は13年間会長を務めましたが、昨年に退任しています。
退任の理由について神谷氏は、地方議員中心の会で参院議員が会長を務めることは趣旨に反することと、自身が会長を続けることで超党派の龍馬プロジェクトが参政党と同一視されることを避ける意図があったことを説明しました。
設立当初は政党になることを目指していたものの、様々な事情からそこには至りませんでした。現在は9つのブロックで研修を行ったり月1回のオンライン勉強会を開催したり、党を超えた情報共有の場となっているとのことです。
神谷氏は「最初の目的からは外れてしまったがいい仲間が集まった」と、龍馬プロジェクトの中で生まれた人間関係やネットワークに言及。「私は本当に龍馬プロジェクトにだいぶ育てていただいた」と感謝の言葉を述べました。
政党を「ボトムアップ」で運営する秘訣は？
「国民が政治に参加するための政党」という意味が込められた参政党。その仕組みは直接民主制に近い印象があります。
直接民主制の可否について神谷氏は「テーマによる」とのこと。参政党の運営についても「みんなで決めることと本部で決めることは線引きしている」「直接民主主義と間接民主主義の組み合わせが参政党」とコメントしました。
例えば、政策の立案はたたき台を作るメンバーを面談や書類選考、さらに半年間の研修によって絞り込んだ上で行われるとのこと。完成したたたき台は220の支部で議論し意見を吸い上げ、最終的に投票で決定する、と神谷氏は解説しました。
また、一定のスピードが求められる国会の議決に関してはボードメンバーで話し合って決定するそうです。議論の際には「参政党員はどう思うか」というところまで踏まえて話し合い、内容は動画などで報告しています。
議論をするメンバーはある程度絞り込みつつ、最終的な決定には党員が一定関わることができるという仕組みに、MC鈴木邦和は「民主主義のど真ん中を一生懸命やっている感じがしますね」とコメントしました。
神谷氏「ボードメンバーと党員は距離感が近いし、街頭演説でも皆さんの反応はわかる。党員の皆さんが求めていることを日々感じながらやっています」
不祥事で政治家はどこまで許される？
たびたび話題になる政治家の不祥事。具体的な事例について神谷氏の判断を伺いました。
NHK党のガーシー氏の一件で注目を集めている国会への欠席について神谷氏は「バツ」と断言。「歳費をもらうわけだから議場に行って賛否をちゃんと示すのは最低限のこと」とコメントしました。
2019年にニュースになった「有権者にカニやメロンを贈る」については「これはバツですね。公職選挙法にひっかかっちゃいます」と笑顔で即答しました。
不倫騒動について神谷は「民事上のことですぐ議員を潰していたらまともな議員は残らない」とコメント。一方で家族の状況やパートナーの心情次第の部分もあるとし、ケースバイケースという考えを示しました。
セクハラ・パワハラについても不倫同様に程度の問題と神谷氏。「一概にすぐアウトという風にはならないし、かといって認めるわけではない」とコメントしました。可否を判断するポイントは「ちゃんと道理が通っていれば人はついてくる」「人がついてこなくなったらアウトです」とのことです。
公用車の私的利用について神谷氏は「これはダメですね」と断言。税金で賄われ公的な目的で使われるべきものを私的に使用するべきではないとしました。
年齢詐称に関しては「いいんじゃないですかね」と神谷氏は寛容な考え。その理由について「それを言い出したらポスターで詐称している人はいっぱいいますよね。あれは年齢詐称より罪が重いと思いますよ」と過度な画像の加工に言及しました。
これにはMC鈴木もポスターと実物が一致しないことがある、と同意。
動画本編はこちら！
民主主義のど真ん中！参政党の意思決定プロセスとは？
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