福岡からの誘客目指す 「とりっぷきっぷ」発売へ 高速、路線バスで長崎県内周遊を

とりっぷきっぷ長崎・佐世保・ハウステンボスの内容と価格

 長崎県交通局(県営バス、長崎市)、西肥自動車(西肥バス、佐世保市)、西日本鉄道(福岡市)、九州急行バス(同)の交通4事業者は、福岡市内と長崎県内を結ぶ高速バスと路線バスをセットにした周遊乗車券「とりっぷきっぷ長崎・佐世保・ハウステンボス」を13日から販売する。福岡からの観光客をターゲットに、県内での周遊を促す。販売、利用は8月31日まで。
 福岡-長崎、長崎-佐世保・ハウステンボス(HTB)、佐世保-HTB、佐世保・HTB-福岡の4区間の乗車券セットを定価より約25%安い計5500円で販売。各区間の乗車券を1回ずつ利用でき、福岡から長崎、佐世保、HTBを巡り、再び福岡に戻るまでのコースを自由な順序で楽しめる。有効期間は利用初日から10日間。
 とりっぷきっぷは、福岡市と九州各地を結ぶ高速バスの往復乗車券と、現地の路線バス乗車券を組み合わせた商品。県内でのセットは初めて。昨年の西九州新幹線開業で、関心が高まっている本県の観光需要を取り込もうと企画した。
 一部の高速バス区間は事前予約が必要。予約は、ウェブサイト「@バスで」か、各高速バス予約センターから。

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