壱岐市と日本郵便 地域おこしで協定 社員が研究

壱岐市と日本郵便が結んだ協定の締結式=同市芦辺町、壱岐テレワークセンター

 長崎県壱岐市は、壱岐に関心のある企業などと共同で持続可能な未来を創造する「エンゲージメントパートナー制度」の協定を日本郵便と結んだ。同社内のプロジェクトで募った社員が来月から、同市で「地域おこし研究員」として活動する。
 市と日本郵便本社などをリモートでつなぎ1日、締結式があった。壱岐に赴任する同社の生田遼資さん(36)は「オープンイノベーション支援拠点としての郵便局」をテーマに研究。同社と連携協定を結んでいる慶応義塾大SFC研究所が助言や支援をする。
 生田さんは「島外の目線を持つ人が壱岐に関わる仕組みを作ることで、地域課題の解決や新しい価値の創造などの手段を研究したい」と抱負。「地域にある郵便局の力も生かし実現する仕組みを考えている」と話した。任期は2年。

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