「相手は誰でもよかった」中学生(13)同級生切りつけで保護者説明会 校長「動機は全く分かっていない」

3日、広島市内の中学校で、1年生の男子生徒が同級生を包丁で切りつけたことを受け、学校が保護者説明会を開きました。

広島市教委や学校によりますと、3日午前8時15分ごろ、広島市立の中学校で、1年生で13歳の男子生徒が同じクラスの12歳の男子生徒を誘ってトイレに入り、包丁で切りつけたということです。

切りつけられた生徒は、左手や左腕に数か所のけがをしました。周囲の生徒から連絡を受けた教員が、男子生徒を確保しました。

中学校の校長
「(確保された生徒は)教員が『刃物を置きなさい』と言った時には、素直に置いた。そのまま下に連れて降りた」

男子生徒は教員に対し、「相手は誰でもよかった」と話したということです。確保された生徒の生活態度にこれまで問題はなく、2人の間にトラブルはなかったということです。保護者説明会には194人が参加しました。

中学校の校長
「とにかく動機など全く分かっていないので、これから解明していきながら、時間はかかるが、子どもたちが安心して通える時間をくださいと(保護者に)伝えた」

保護者
「思春期が重なっているので、子どものケアをしてほしい」

市教委は学校にスクールカウンセラーを派遣し、生徒の心のケアにあたるということです。

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