3月4日、2023年FIA F3の開幕戦となる第1戦サクヒールのレース1(スプリントレース)がバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催され、ジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング)が初優勝を飾った。
19周で争われるスプリントレースはリバースグリッドでポールとなったフランコ・コラピント(MPモータースポーツ)を先頭に、気温28.2度、路面温度40.6度というコンディションでスタートが切られた。
オープニングラップはポールスタートのコラピントがトップを守り、2番手はカイオ・コレ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)、3番手はマルティというトップ3に。
しかし2周目、ラファエル・ヴィラゴメス(ファン・アメルスフォールト・レーシング)がターン5への進入でガブリエル・ボルトレート(トライデント)と交錯してしまいクラッシュ、早くもセーフティカー(SC)導入となった。
レースは7周目から再開を迎えるが、リスタート直後にルーク・ブラウニング(ハイテック・パルスエイト)がターン1での接触の影響でマシンを止めたことで再度SCが導入。マシン回収完了後の12周目にレース再開となる。
そんななかコラピントを先頭とするトップ争いは、コレをかわして2番手に浮上してきたマルティが好走を披露。コラピントとのテール・トゥ・ノーズのバトルを制したマルティが14周目のターン4進入でアウトから首位に浮上する。2番手に後退したコラピントも1秒以内での走行を続けるが順位は変わらず、19周のレース1をマルティが制した。
なお、日本とオーストラリアのハーフである飛雲・バーター(カンポス・レーシング)は初のFIA F3レースを11位フィニッシュで終えている。2023年のFIA F3第1戦サクヒールのレース2(フューチャーレース)は、日本時間5日17時50分にスタートが切られる予定だ。
■2023年FIA F3第1戦サクヒール レース1正式結果
Pos. No. Driver Team Times/Gap
1 23 J.マルティ カンポス・レーシング 43:09.598
2 10 F.コラピント MPモータースポーツ 1.805
3 17 K.コレ ファン・アメルスフォールト・レーシング 5.879
4 2 D.ベガノビッチ プレマ・レーシング 9.017
5 1 P.アーロン プレマ・レーシング 9.848
6 6 O.ゲーテ トライデント 10.623
7 8 G.ソーシー ARTグランプリ 11.157
8 4 L.フォルナローリ トライデント 11.737
9 12 J.エドガー MPモータースポーツ 12.359
10 14 S.モントーヤ ハイテック・パルスエイト 12.897
11 25 飛雲・バーター カンポス・レーシング 13.663
12 3 Z.オサリバン プレマ・レーシング 14.829
13 24 C.マンセル カンポス・レーシング 15.819
14 27 T.バーナード イェンツァー・モータースポーツ 17.461
15 11 M.ボヤ MPモータースポーツ 18.032
16 26 N.ベドリン イェンツァー・モータースポーツ 19.240
17 15 G.ミニ ハイテック・パルスエイト 19.663
18 22 I.コーエン ロダン・カーリン 23.416
19 5 G.ボルトレート トライデント 24.111
20 21 H.イェーニー ロダン・カーリン 24.671
21 20 O.グレイ ロダン・カーリン 25.049
22 29 S.フローシュ PHMレーシング・バイ・チャロウズ 25.373
23 19 T.スミス ファン・アメルスフォールト・レーシング 25.951
24 30 R.ファリア PHMレーシング・バイ・チャロウズ 38.570
25 31 P.ウィスニッキ PHMレーシング・バイ・チャロウズ 45.222
26 9 N.ツォロフ ARTグランプリ 47.787
27 28 A.ガルシア イェンツァー・モータースポーツ 1’01.777
28 7 K.フレデリック ARTグランプリ 1’25.396
– 16 L.ブラウニング ハイテック・パルスエイト DNF
– 18 R.ヴィラゴメス ファン・アメルスフォールト・レーシング DNF