出会いと別れの季節!目上の人への「プレゼント」選びのコツ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:目上の人への「プレゼント」選び

早いものでもう3月!出逢いと別れの春がやってきましたね。

4月から新しいステージへ向かう誰かに、感謝やエールの気持ちを込めてプレゼントを贈る方は多いのではないでしょうか。

今日は、職場やプライベートで、選びがちだけれど、目上の方には実は失礼にあたるかもしれない贈り物についてお伝えします!

商品券

贈った相手が欲しい物を買える商品券は、「これで何か買いなさい」「お金に困っている」というイメージを持たれることもあります。

ケースバイケースですが、目上の方に贈るときは気をつけましょう。

万年筆やボールペンなど「筆記用具」

大学の入学祝いや、新社会人になる方への就職祝いなどで人気の筆記用具。

「もっと勉強してください」というメッセージにもなるので、目上の方には失礼になることもあります!

靴下

靴下は、「見下す」「下に敷く」「踏みつける」などの意味に捉えられることもあります。

ハンカチ

ハンカチは漢字で「手布(てぎれ)」と書くため、「縁の手切れ」を連想させます。

最近はハンカチを贈る方は多いので、そこまで気にすることはないかもしれませんが、「白色のハンカチ」は亡くなった方の顔にかける習わしがあるアイテムのため、これだけは避けたほうが無難です。

お相手の年齢や着こなしに合うデザインのハンドタオルを選ぶと安心ですね。

まとめ

「贈り物にこんな意味があったなんて…!」と驚いた方も多いかもしれませんね。

ただ、ご紹介したようなアイテムを目上の方に贈ったからといって、「そんな意味で贈ったものではない」ということは分かっていただけるはずです。

お相手を想って「これを贈りたい!」と選ぶ気持ちは、とても大切。

もし、誤解されないか不安な場合は、「ぜひ次のお仕事で使っていただきたくて」など、それを選んだ背景を伝えるようにしましょう。

そうすると、「ちゃんと自分のことをわかってくれているな」と喜んでもらえますし、あなたの品位を落とす可能性も低いと思います。

いずれにしても、まずはそれぞれの意味を知っておき、そのうえで、お相手や状況に合わせて選ぶ、ということが大切ですね。

4月からお互いに過ごす場所が変わっても、素敵なご縁がこれからも続きますように…!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

★このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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