「マスク会食」13日以降求めず 新型コロナ認証店 長崎県が方針

 長崎県は6日、新型コロナウイルス感染防止策の第三者認証制度を取得した飲食店(認証店)について、13日以降は「マスク会食」を求めない方針を発表した。ただし、事業者が感染対策上の理由で利用客や従業員に着用を求めることは可能としている。
 認証基準では「飲食時以外のマスク着用の周知・徹底」のほか、「業務中」と「カラオケ利用時」にもマスク着用を求める項目があるが、いずれも削除する。また、5月8日に新型コロナの法的位置付けが「5類」に引き下げられることを受け、認証店の新規申請の受け付けは3月15日で停止する。
 県生活衛生課によると、3月3日時点で認証店は4048軒。5月8日以降の認証制度自体については、今後検討するという。
 マスク着用を巡っては、政府が3月13日以降は「個人の判断に委ねることを基本」とする方針を示している。

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