トルコ大地震被災者にランタンを 総社市 野口さん、さださんと連携

総社市役所

 総社市は、トルコ・シリア大地震の被災者支援として、太陽光充電式のランタンを贈るプロジェクトに協力する。登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人ピーク・エイド(山梨県)、歌手のさだまさしさんが設立した公益財団法人風に立つライオン基金(東京)と連携して取り組む。

 ランタンは、ピーク・エイドと災害時支援で協力する企業「ランドポート」(同所)の商品で、8時間の充電で最長72時間点灯できるという。トルコ政府が要望し、唯一受け入れを認めている。第1弾として7千個の寄付が決まっている。

 総社市は市のホームページで事業を紹介する。片岡聡一市長は「明かりは心を温かくする。さださん、野口さんらと一緒に息の長い支援を続けたい」と話している。

 野口さんと総社市は、連携して寝袋の提供にも取り組んできた。十分な量が確保できたため、現在は受け付けを休止している。

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