初夏並みの陽気続く 9日(木)は西から天気下り坂 週末以降も天気変化早い

 8日(水)午後も晴れる地域が多く、各地で時季外れの暖かさとなる見込み。東北南部や北陸でも20℃を超える所があるため、積雪が多い地域はなだれや融雪による土砂災害に注意が必要となる。あす9日(木)も3月とは思えない気温の高さが続くが、西から次第に雨の範囲が広がる見込み。北日本も、夜は天気の崩れる所がありそうだ。

初夏のよう

 8日(水)午後は全国的に気温が高く、札幌は3日連続で10℃を上回る見込み。その他、福島や富山で22℃、仙台や東京で21℃予想など、各地で初夏のような陽気となる見込み。朝との気温差がかなり大きく、空気がカラカラに乾燥する点に加えて、九州~東北は花粉の大量飛散に対しても注意が必要だ。

 あす9日(木)も東・西日本は気温が高く、熊谷(埼玉)や富山は23℃、東京、金沢、松江などは22℃まで上がる見通し。ただ、低気圧や前線が近づく影響で、西日本の太平洋側は昼前から雨が降り出し、午後~夜は西日本の日本海側や北陸、東海、北海道でも雨や雪の範囲が広がり、雷を伴う所がありそうだ。東・北日本は10日(金)午前中にかけて雨の降る所が多く、関東は午後も天気が変わりやすい見込み。

週明けは荒天

 11日(土)は全国的に天気が回復して、関東から西の各地は日中の気温が20℃前後まで上がる見込み。12日(日)はまだ気温が高いものの、次第に南風の強まる地域が多く、夜には西日本で雨の降り出す所がありそうだ。東・北日本でも13日(月)の日中は、雨や風が強まる可能性がある。

(気象予報士・高橋和也)

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