准看護師受験無効の20人、本県試験で全員合格 宇都宮の専修学校

 卒業証明書の提出が遅れたために、宮城県の准看護師試験の受験資格が無効となった宇都宮市医療保健事業団付属宇都宮准看護高等専修学校2年生20人が、本県の准看護師試験に全員合格したことが8日、同校への取材で分かった。今後、資格を生かして就職や進学など、それぞれの道へ進む。

 合格したのは10〜50代の男女。本県の試験は2月5日に行われ、3月7日に合格発表があった。

 20人は学校の方針で、2月14日に行われた宮城県の試験も受験したが、受験後に提出しなければならなかった卒業証明書の提出が、学校側の確認不足で指定された期日に間に合わず、受験資格が無効となった。同校は再発防止に向け「厳正に事務処理を行うことを徹底していく」としている。

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