オープン戦12日目 菊池が3回無失点、藤浪は勝利投手、前田も先発

日本時間3月8日、メジャーリーグはオープン戦がスタートして12日目を迎え、菊池雄星(ブルージェイズ)、藤浪晋太郎(アスレチックス)、前田健太(ツインズ)の日本人3投手がそれぞれ先発のマウンドに上がった。菊池は3回無安打無失点の好投を見せ、これでオープン戦は3試合連続無失点。2度目の登板となった藤浪は3回1安打1失点で勝利投手となった。前田はトミー・ジョン手術明け3度目の先発となり、3回途中まで3安打1失点ながら与四球4、与死球1と珍しく乱調。次回登板に向けて課題を残した。

菊池は1回裏二死からアンドリュー・マカッチェンに四球を与えたが、カルロス・サンタナをセカンドゴロに打ち取って無失点。2回裏は先頭のジャック・スウィンスキーに四球を与え、盗塁で一死2塁のピンチを招いたものの、後続2人を抑えてピンチを切り抜けた。3回裏はブライアン・レイノルズから空振り三振を奪うなど、この試合初めての三者凡退。3回51球を投げて被安打0、奪三振2、与四球2、失点0でマウンドを降りた。ブルージェイズは2対7でパイレーツに敗れている。

藤浪は1回裏先頭のコービン・キャロルを四球で歩かせたが、後続3人を抑えて無失点。2回裏は四球と暴投などで二死3塁のピンチを招き、ディエゴ・カスティーヨのタイムリー内野安打で1点を失った。3回裏はキャロルから空振り三振を奪うなど、三者凡退の好投。3回52球を投げて被安打1、奪三振3、与四球2、失点1でマウンドを降り、チームが3回表に一挙6点を奪ってダイヤモンドバックスに9対3で快勝したため、勝利投手となった。

前田は1回表一死から連続四球を与えたが、ライアン・マッケナの盗塁死にも助けられて無失点。2回表は一死から四球と連打で満塁のピンチを背負い、ボークで1点を失った。3回表は簡単に二死を取ったものの、そこから二塁打、死球、四球で満塁とし、ここで降板。3回途中まで57球を投げて被安打3、奪三振1、与四球4、失点1という投球内容だった。ツインズは1点ビハインドの9回裏に2点を奪い、7対6で逆転サヨナラ勝ちを収めている。

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