栃木県立高入試8661人が受験 倍率は1.08倍【動画】

緊張した雰囲気の中、試験開始を待つ受験生たち=8日午前9時20分、宇都宮白楊高(超広角レンズ使用)

 2023年度県立高全日制入試の一般選抜学力検査が8日、57校113系・科で行われた。一般選抜の定員8017人に対し、8661人が受験。倍率は1.08倍で前年度比0.03ポイント減となり、過去10年間で最も低かった。9日は22校70科で面接、1校1科で実技検査を行う。

 学力検査は8日午前9時25分から国語、社会、数学、理科、英語の順で一斉に実施した。保健室などでの別室受験者は65人で、うち1人が新型コロナウイルスの濃厚接触者、24人がインフルエンザの影響だった。

 欠席者は24人、うち7人は新型コロナが理由で、20日に実施する「特別の選抜」の対象となる。

 宇都宮白楊高では、マスク姿の生徒290人が試験に臨んだ。各教室の出入り口には消毒用アルコールが設置され、休み時間に換気するなど感染対策が講じられた。

 全体の出願者数は2月27日の出願変更締め切り時点で8699人だったが、7日までに14人が出願を取り下げ8685人となった。

 一方、学悠館高定時制のフレックス特別選抜も8日に行われ、定員100人に対し173人が受験した。倍率は1.73倍だった。

 合格者は14日午前10時に各校掲示板、同11時に県のホームページで発表する。

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