国際クルーズ船 16日長崎寄港 2020年2月以来、3日連続計3隻

 長崎県は8日、国際クルーズ船が16日から3日連続で長崎へ寄港すると発表した。計3隻でいずれも長崎滞在期間は1日間。乗客は欧米系が中心。国際クルーズ船の県内寄港は、新型コロナウイルス感染症拡大前の2020年2月以来約3年ぶり。16日は佐世保にも1隻が寄港を予定している。
 長崎に寄港するのは▽16日=ハパグロイドクルーズ社(ドイツ)の「オイローパ2」(約4万3千トン)▽17日=フェニックスライゼン社(ドイツ)の「アマデア」(約2万9千トン)▽18日=シルバーシークルーズ社(モナコ)のシルバーミューズ(約4万1千トン)。
 長崎港の港湾管理者の県は、国際クルーズ船を安全に受け入れるための運用方針などをまとめ、7日に予約受け付けを再開。4月末までの寄港として計約20隻を打診されている。
 県港湾課によると、オイローパ2の乗客は約300人で多くはドイツ人。香港から那覇を経て長崎を訪れる。アマデアは三菱重工業長崎造船所で建造された初代「飛鳥」から改称後初の長崎寄港。ドイツ人を主とする約500人を乗せて東京を出発し、韓国・済州島の後に長崎に入港する。シルバーミューズの乗客は欧米系の約500人。大阪を出発後、長崎に立ち寄り、韓国・釜山に向かう。
 3隻はいずれも長崎に午前8時入港、午後6時出港を予定。上陸中の乗客は市内などを観光する。
 佐世保にはオーシャニアクルーズ社(米国)の「ノーティカ」(約3万トン)が寄港する。


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