東京都心23℃予想 気温高い状態が続く 西・東日本は10日(金)にかけて 落雷や突風に注意

 9日(木)午後も季節を先取りした陽気の所が多いが、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込み。天気の急変に注意が必要で、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。なお、あす10日(金)は、関東など東日本でも局地的に雨雲が発達するおそれがある。

■雷雨に注意

 9日(木)も東・西日本は気温が高く、午後は東京都心や富山などで23℃、福島や大阪などで22℃まで上がる見込み。一方、九州など西日本はすでに雨雲がかかり、雷雨となっている所がある。西日本は今夜遅くにかけて、落雷や突風、ひょうに対して注意が必要だ。

 10日(金)は前線に伴う雨雲が、東・北日本にも広がる見通し。東日本は午前中を中心に雨脚の強まる所があるため、落雷や竜巻などの突風、ひょうに対しても注意が必要だ。

■週末以降の天気

 11日(土)は日本列島全体が晴れの区域に入り、関東から西は気温が20℃前後まで上がる見込み。快適な陽気ではあるが、花粉の大量飛散は避けられない地域が多そうだ。12日(日)も全国的に平年より気温が高くなるものの、西日本は天気が下り坂で、午後は日本海側から雨の範囲が広がりそうだ。

 13日(月)は東・北日本でも、午前中を中心に雨が降る見込み。14日(火)にかけて気温の下がる地域が多いが、このくらいが平年並みの風の冷たさといえる。15日(水)以降は、再び気温が上昇に転じる見通し。

(気象予報士・高橋和也)

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