北・東・西日本 暖気に覆われやすい 高温に関する早期天候情報も 気象庁1か月予報

 

 気象庁は9日(木)、向こう1か月(3/11~4/10)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本では、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に、今後2週間ほどは、気温がかなり高くなりそうだ。なお、沖縄・奄美では、期間のはじめまで、少雨の状態が続く所がある見通し。

■高温に関する情報
 

 北海道から九州北部(山口県を含む)は向こう2週間、暖かい空気に覆われやすく、平年より気温が高い日が多い見込み。特に、北日本と関東甲信、東海は15日(水)ごろからの5日間ほど、北陸と近畿は18日(土)ごろからの5日間ほど、四国、中国、九州北部(山口県を含む)は19日(日)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。

 このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。積雪が多い地域は、落雪やなだれ、急な雪解けにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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