日華化学とニトリのコラボ第2弾、抗菌・抗ウイルスの学習机 コーティングで細菌増殖を99%以上抑制

日華化学とニトリが開発した抗菌防臭・抗ウイルス加工の学習机

 日華化学(本社福井県福井市、江守康昌社長)は、ニトリ(本社北海道札幌市)と共同で、抗菌防臭・抗ウイルス加工の学習机を開発した。両社のコラボ商品第2弾で、2月中旬から全国の店舗やインターネットで販売している。

 開発したのは2種類の学習机で、商品名は「くみあわせデスクWR23AV」「くみあわせデスクWC23AV」。机とワゴン式の引き出し、本棚がセットで、本棚は上下に分割できるため、配置を変えられる。

 今回は既存の学習机に、日華化学の加工剤「ニッカノン RB-40」を含むコーティング液を塗布した。未加工品に比べ、細菌の増殖を99%以上抑制し、特定ウイルスの数も99%以上減少したことを公的試験機関で確認。塗膜がなくならない限り、効果は持続する。

 両社は昨年、テーブルとベンチ、椅子2脚のダイニングセットに抗菌防臭・抗ウイルス剤加工をした商品を共同開発。売れ行きが好調だったため、第2弾を商品化することにした。

 風合いや意匠性は既存品と変わらないため、全国約480店舗に既存の学習机を展示し、抗菌防臭・抗ウイルス加工品もあることをPRしている。価格は未加工品より1万円高い8万9900円。

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