きょうも全国的に季節先取りの暖かさとなっている。午後はさらに気温が上がるため、花粉の大量飛散や多雪地のなだれや落雪、融雪洪水などに注意が必要だ。
また、西日本では黄砂が飛来するおそれがあり、東日本はやや不安定な天気となる見込み。関東周辺など、局地的に雨雲や雷雲が発生する可能性がある。
ポカポカ陽気 花粉やなだれに注意
午前11時までの最高気温は東京で20.9℃、名古屋で20.3℃、大阪で19.9℃、福岡で18.8℃など、各地でポカポカ陽気となっている。午後はさらに気温が上がり、広く4月中旬から下旬並みの暖かさとなりそうだ。
名古屋など5月並みの所もあり、昼間は薄着で過ごせるが、花粉の飛散がかなり多くなっている。外干しした洗濯物はしっかり花粉を払い落としてから取り込むなど、対策が必要だ。
また、雪が多くなっている所では、なだれや落雪、融雪洪水、土砂災害などに注意が必要となる。
東日本は局地的な雷雨も
東・西日本では午後も晴れる所が多く、北日本の天気も回復に向かう。ただ、上空には寒気が流れ込むため、東日本を中心に大気の状態が不安定になる見込みだ。関東では発雷確率が高い所があり、所々でにわか雨や雷雨があるかもしれない。
西日本は黄砂飛来の可能性
朝から広く晴れている西日本だが、このあと、あす11日(土)にかけては山陰など日本海側を中心に黄砂が飛来するおそれがある。
それほど濃いものではないものの、念のため車体や洗濯物への付着に注意した方が良さそうだ。
(気象予報士・多胡安那)