10日午前、広島市にある中高一貫校から「異臭がする」と通報があり、気分不良を訴えた生徒9人が病院に運ばれました。警察は、異臭が学校の外から流れ込んだ可能性もあるとみて調べています。
山崎有貴 記者
「現場は、住宅街にある中高一貫校です。校内で異臭がしたということで調査が進められています」
警察によりますと、午前10時過ぎ、広島市西区井口にある広島修道大学「ひろしま協創中学・高校」から「異臭がしている。生徒が気分不良を訴えている」という内容の通報がありました。
学校によりますと、現場は中学校の校舎1階の教室で、当時、生徒27人が理科の授業を受けていたということですが、実験器具や薬品などは使っていなかったということです。
広島修道大学ひろしま協創中学・高校 白岩博明 校長
「わたしもにおいを感じました。温泉というか、硫黄っぽいにおいがしました」
「消防に聞くと、原因は特定できませんでしたということでしたので、われわれも全然、心当たりがないので」
頭痛や吐き気を訴えた生徒9人が病院に運ばれましたが、全員が軽症だということです。
警察には、学校周辺の住民から午前9時ごろに「たまごの腐ったようなにおいがした」という情報が寄せられたといいます。
近くの住民
「窓を開けていたので、においがするなと思いました。トイレとかをくみ取るバキュームカーというか、ああいうにおいにおいですね」
校内に出入りする業者
「午前10時くらいですかね。トイレのくみ取りのようなにおいはしたんですけど、そんなに強くもなく…」
警察は、異臭は校内ではなく、校舎の外から流れ込んだ可能性もあるとみて、原因を調べています。