王滬寧氏、香港マカオ政協と会議

中国共産党中央政治局常務委員で全国政協主席を引き継ぐ見込みとなっている王滬寧氏は3月8日、政協礼堂で香港マカオ全国政協委員連組会議に出席した。9日付香港各紙によると、会議は1時間半で、そのうち王氏の発言は約35分を占めた。香港マカオ政協委員に対して引き続き「二重の積極的役割」を発揮するよう求め、内外で中国のポジティブな発言をし、1国2制度が良い制度であることを世界に知らしめるなど4つの希望を示した。「二重の積極的役割」とは習近平・国家主席が2011年に提示したもので、政協委員が中国本土では国家の経済社会の発展に積極的役割を発揮し、香港マカオ地区では香港マカオの長期的繁栄と安定のために積極的役割を発揮するということ。王氏は特に習主席が香港市民の生活に関心を持っていると指摘し、民生問題を解決できれば大局は安定するとして、処理すべき問題として就業、住宅、高齢者福祉、医療、さらに若者の幸福感を挙げた。

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