李卓人夫人が外国勢力と結託で逮捕

元香港職工会連盟(職工盟)秘書長で元香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)主席の李卓人氏が国家政権転覆扇動罪で獄中にいる中、その妻の●燕娥氏(65歳)が3月9日、外国勢力または域外勢力と結託して国家の安全を脅かした罪の容疑で警務処国家安全処に逮捕された。10日付香港各紙によると、●氏が役員を務めている組織はかつて外国団体から1億ドル余りの資金を受け取り「アジア労働運動を支援」を掲げていた。だが資金の提供元や行方は謎となっている。職工盟は1994~2013年の10年連続で米国の全米民主主義基金(NED)傘下の米国国際労働センターから約1300万ドルの資金を受け取り、14年の「セントラル占拠行動」などいわゆる「民主運動」に充てていた。職工盟の総幹事を務めていた●氏はこの資金疑惑から夫ともに香港版国家安全法違反の容疑で逮捕されていた。また国家安全処は同日、ネット上で香港独立を扇動する情報を発表した疑いで23歳の女性を逮捕した。【●=登におおざと】

© HKP