習近平氏、3度目の国家主席当選

全国人民代表大会(全人代)は3月10日、全体会議を開催し、習近平・国家主席の続投が全会一致で決まった。11日付香港各紙によると、2018年に中国の憲法が改正され、国家主席の任期は2期までとの制限が撤廃された。これにより69歳の習主席は初めて3度当選した国家主席となった。習主席は昨年10月の中国共産党第20回全国代表大会(二十大)で「中国式現代化をもって全面的に中華民族の偉大な復興を推進する」と述べるとともに、これは「現代化は西洋化」という迷信を打破することと指摘した。今回の全人代と全国政協で習主席は珍しく公に米国を名指しし、中国に対して「全方位の封じ込めと弾圧を実施している」と批判。「今後一定の期間、われわれの直面するリスクと試練はますます多くなり、ますます厳しくなる」と語った。外国の指導者で習主席に最初に祝電を送ったのはロシアのプーチン大統領だった。

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