【新型コロナ】新指針適用後も医療機関ではマスクを 神奈川県、来院者向けポスターで呼びかけ

医療機関でのマスク着用を呼びかけるポスターを紹介する神奈川県職員=県庁

 新型コロナウイルス対策のマスク着用を「個人の判断に委ねる」とする国の新指針が13日から適用されるのを前に、神奈川県は医療機関を訪問する際は感染の有無にかかわらずマスク着用を呼びかけるポスターを作成した。各地の医師会や県病院協会を通して県内の医療機関に配布。来院者向けの掲示物として活用してもらう。

 ポスターはA2サイズとA4サイズの2種類で、約1万3千枚作成。「来院時のお願い」として、感染の有無にかかわらず、付き添いや面会の場合でも医療機関を訪問する際はマスク着用を推奨していることを説明。発熱やかぜなどの症状がある場合は、受診前に電話などで症状を伝えるよう呼びかけている。

 県はマスク着用について「個人の判断に委ねる」とする国の新指針が適用される13日以降も、重症化リスクなどを考慮して医療機関や高齢者施設のほか、混雑した電車・バスでは着用を推奨する。県の担当者は「感染しない、感染させないために、安心して医療機関を訪問できる環境をつくりたい」と話している。

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