ウィリアム皇太子夫妻が折り鶴に挑戦!被災者の平和と癒しを祈願

ウィリアム皇太子夫妻が、トルコ・シリア地震被災者に向けロンドンから支援を続けるボランティアを訪問した。夫妻は9日、ヘイズ・ムスリム・センターを訪れ、ボランティアたちの努力を称賛。キャサリン妃は、2019年にパキスタンを訪れた際に頭部にまとっていた同国のブランド、エランの黒と白のスカーフを再び着用し敬意を示した。キャサリン妃は「資金集めをする必要があるのは悲しいことです。ここのような多くのコミュニティが資金を集めていることは、素晴らしいことですね」と語った。

夫妻は街頭での募金活動などで2万5000ポンド(約410万円)を集めたボランティアの人々や、セーブ・ザ・チルドレンやイスラミック・リリーフ、英赤十字など、共同で救援資金を募る災害危機委員会(DEC)に属するチャリティ団体の代表たちと面会、また地元中学校の子供達と共に平和と癒しのシンボルである折り鶴を折る一場面もあった。

イスラミック・リリーフの緊急対策チームのサラ・アブルガセムさんは「トルコに到着した際、今まで目にした中で最悪のシーンがそこにありました。私は一瞬で人生が破壊された非常に多くの家族と会ったのです。震災直後から、イスラミック・リリーフのチームは、直ぐに役立つ支援を始めました。たとえば金券は、家族が生活に必要なものを尊厳を持って購入することを可能にします」と語った。

先月、夫妻もイギリスからの被災者支援活動に向けて個人的に寄付をしており「今週の地震による災害の痛ましい画像を見て恐怖に襲われています。被災した人々のことを想っています。現地での救援を助けるDECのキャンペーンを支援できたことを嬉しく思います」とツイートしていた。

2月6日にトルコ南部とシリア北西部を襲ったマグニチュード7.8の大地震では、5万人以上の命が失われ、家屋や学校、病院などに甚大な被害を及ぼした。

DECによる募金活動では、現在のところイギリス国民から1億ポンド(約164億円)以上の寄付が集まっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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