「安全保障に貢献できる幹部に」 海自幹部候補生学校で伝統の卒業式

江田島市にある海上自衛隊の幹部候補生学校で、伝統の卒業式が行われました。

卒業したのは去年の春に入校し、幹部候補生としてこの1年、教育を受けた学生170人です。式では卒業生全員の名前が読み上げられ、一人一人に卒業証書が手渡されました。

酒井良海上幕僚長は「防衛費の増額という政府の方針を受け、防衛力を早期に構築する重い責務を果たさなければならない」と訓示しました。

一般大学を卒業した学生
「私は安全保障に興味があって入隊したので、日本の安全保障に貢献できる知識と技能を持った幹部になりたいと思う」

防衛大学校を卒業した学生
「まだまだ勉強が足りてないと思っているので、今後の遠洋練習航海で力を付けていきたい」

このあと、卒業生たちは3隻の艦船に乗り込み、横須賀に寄港した後、海外に向けて練習航海に出港します。

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