「信号の色がかすむ」長崎県内各地で濃霧 空の便に遅れ

濃霧に覆われ視界が悪化した国道206号=11日午前7時5分、長崎市岩屋町

 長崎県内は11日朝から濃霧が発生し、長崎地方気象台は県内全域に濃霧注意報を発表した。各地で視界が悪化し、交通機関の一部に乱れが出た。
 空の便は5便が遅延。羽田発長崎行きのうち、霧の影響で長崎空港に降りられず、福岡空港にいったん着陸後に再び長崎に向かい約2時間20分到着が遅れた便も。長崎と離島を結ぶ便も2時間近く遅れた。
 長崎市の国道では、信号の色がかすんで見えにくくなるほどの霧に包まれ、ドライバーは車のライトをつけて慎重に運転していた。
 11日は高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。島原22.4度、大村22.0度、口之津22.0度など、県内18の観測地点のうち14地点が今年の最高気温だった。


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