「前途洋々たる未来がある」424人、学びや巣立つ 長崎国際大卒業式

安東学長(右)から卒業証書を受け取る卒業生=佐世保市、長崎国際大

 長崎国際大の卒業式が11日、佐世保市ハウステンボス町の同大であり、学部生と大学院生の計424人が思い出を胸に学びやを巣立った。
 国際観光学科、社会福祉学科、健康栄養学科、薬学科の4学科と大学院の代表者が卒業、修了証書を受け取った。安部直樹理事長は「新型コロナウイルスが大きく影響した。皆さまはその困難を克服。前途洋々たる未来がある」と告辞を述べた。
 安東由喜雄学長は「未知の社会という大海原に船をこぎ出す。本学で手にした海図とコンパスを使いながら夢の島にたどり着くことを願う」と激励した。卒業生を代表して健康栄養学科の木村美公さん(21)は「新たなステージへと旅立つ。一人一人が託された使命を精いっぱい果たしていく」と決意の言葉を述べた。
 社会福祉学科2年の尾上里歩さん(20)は告辞などで手話を担当。4月に手話サークルを立ち上げる準備を進めており、式後「実際に見て感じるものがあったと思う」と語った。
 コロナ禍、式典はマスクを着用して実施。卒業生の家族は2019年以来4年ぶりに参列し、門出を祝った。


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