あす寒の戻りも一時的の見込み 週半ば以降は平年より気温高く桜開花ラッシュか

 この先、天気は短い周期で変化する見通し。気温は、あす13日(月)になると前日より大幅に下がって一時的に寒の戻りとなる所があるものの、14日(火)以降は再び平年より高い日が多くなりそう。
 季節を先取りする暖かさの影響で、西日本から東日本では平年より早く続々と桜開花の便りが届く見込みだ。

天気は短い期間で周期変化

 この先、日本付近は低気圧と高気圧が短い周期で交互にやってくるため、天気は短い周期で変化しそう。
 きょう12日(日)昼過ぎから西日本で雨が降り出し、あす13日(月)にかけて東日本や北日本でも本降りの雨が降る見通し。雷を伴い、激しく降る所もありそうだ。
 あさって14日(火)から16日(木)にかけてはだいたい晴れる見込み。17日(金)以降は雲が広がりやすく、次の週末は雨の降る所が多くなりそう。

雨のあとは寒気流入も一時的

 きょうからあすにかけて降る雨のあとは寒気が流れ込み、気温が大幅に下がる見通し。あすの最高気温は福岡11℃、松江10℃など、きょうとの気温差が大きくなりそう。体調を崩さないよう服装で上手に調節して過ごしたい。
 ただ、寒の戻りは一時的となりそうだ。あさって14日(火)以降は再び気温が上がり、平年より暖かくなる所が多い見込み。西日本や東日本では、20℃を超える所もある予想。

桜は平年より早く続々と開花予想

 季節を先取りしたような暖かさの影響で、桜(ソメイヨシノ)の開花は平年より早い所が多い見込み。大幅に早くなる所もありそうだ。
 最新の予想では、16日(木)には東京・福岡、17日(金)は熊谷(埼玉)、18日(土)には横浜・甲府・名古屋・広島、19日(日)は岐阜・松山・高知・下関など西日本や東日本では桜開花の便りが続々と届く見込み。今シーズンは、3月中には桜が見頃になる所が多くなりそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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