ハチミツのような甘さが人気のカンキツ「はるか」の出荷が、広島県呉市の大崎下島で始まりました。
呉市豊町で出荷が始まったのは、レモンのような色をした「はるか」です。
JA広島果実連が、「広島レモン」に続く特産にしようと、16年前から本格的に出荷を始めました。
出荷開始当時は、レモンのような外観から酸っぱいイメージで敬遠されたそうですが、食べてみるとほどよい酸味でハチミツを思わせるような甘さが、人気を呼んでいます。
JA広島果実連では、食べにくさを克服するためオリジナルな食べ方「はるカット」を考案し普及に取り組んでいます。
海外でも人気が高く、不評だった外観も台湾や香港では「満月を連想させる縁起の良いカンキツ」として高い評価を受けています。
生産者の川本正博さん
「こういうフルーツがあるんだということを世界の人に楽しんでもらえたら僕らも作り甲斐があります」
「はるか」は、来月中頃までおよそ660トンが出荷される予定です。