「フルーツバス停」や名産品 地元中学生らバスにデザイン 諫早・小長井の魅力をPR

公用バスの前で大久保市長から記念品を受け取る生徒代表(右)=諫早市、小長井文化ホール駐車場

 諫早市立小長井中(小峰裕治校長、97人)の生徒たちが考案したデザインを施した市の公用バスが10日、地元で生徒や関係者らにお披露目された。インスタ映えスポットになっている「フルーツバス停」や小長井の名産品などがあしらわれている。4月から地元の小中学生のスクールバスなどとして運行し、小長井の魅力をPRする。
 市は現在、公用バスを7台所有している。今回披露された車両(29人乗り)は更新に伴い導入。車体には「フルーツバス停」のほか、地元で「いもんこ」と呼ばれているサトイモや山茶花高原ピクニックパーク・ハーブ園など、同校2、3年生が考えた七つのデザインが車体の両側と後方に施されている。
 セレモニーは同校近くの小長井文化ホール駐車場であり、3年生の新宮聖羅さん(15)が「古里への思いが詰まったデザインのバスが走る日を楽しみにしていた。小長井のことを、より知ってもらえると思うと楽しい」とあいさつ。生徒や大久保潔重市長らでテープカットし、運行開始を祝った。

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