今月末で閉校する日光市栗山中で13日、卒業式が行われた。保護者や教師約20人が出席し、最後の卒業生となった松本侑紗(まつもとありさ)さん(14)と山越(やまこし)るなさん(15)の門出を祝った。
福澤昌幸(ふくざわまさゆき)校長から卒業証書を受け取った2人は、壇上で「旅立ちの言葉」を発表。新型コロナウイルス禍の中の3年間を振り返り、支えてくれた保護者と教師に感謝の思いを伝えた。
教師らは歌手MISIAさんの「アイノカタチ」の替え歌を披露し、卒業生は保護者へ花束をプレゼントした。式終了後も教師が手作りのくす玉で祝ったり、生徒が手作りの卒業証書を教師に授与したりと心温まるサプライズが続いた。
将来の夢は保育士になることだという松本さんは「高校では今までにやったことのないことに挑戦したい」、動物関係の仕事に就きたいという山越さんは「夢に向かってこれからも頑張っていきたい」と意気込みを語った。