学生が起業アイデア提案 最優秀賞に宇都宮商高の中谷さんら

最優秀賞に輝いた高校生と大学院生ら

 栃木県内の高校生や大学生らが起業アイデアを提案する「第10回とちぎアントレプレナー・コンテスト」の最終選考会が11日、下野新聞社で行われた。最優秀賞は3組で、宇都宮商業高3年中谷理恩(なかたにりおん)さんらのグループ、黒磯高2年椎名虎也(しいなとうや)さん、宇都宮大大学院1年飯泉一馬(いいずみかずま)さんが選ばれた。

 中谷さんら4人の「株式会社KKSS」は、さまざまなマナーを楽しみながら学べるビジネスを提案した。椎名さんの「株式会社うっししぃ」は、県北の酪農家と酪農に興味がある人をつなぐ取り組みを掲げ、飯泉さんの「All NFT株式会社」は、世の中にある全てのものを複製不可能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」にして、社会の価格効率を最大化する事業を考案した。

 3組にはそれぞれ、新会社開業に向けた資金20万円が贈られ、表彰式で目録ボードなどが手渡された。飯泉さんは「面白い事業をつくるのは得意と自負していたので、最優秀賞に選ばれてうれしい」と喜んだ。

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