新鮮な生カキを東南アジアに最速で輸出! 広島空港にカキ出荷施設

広島県産の生カキを新鮮なまま海外に輸出しようと、広島空港に初めてカキ出荷施設が設置されました。

カキの加工・出荷施設が新設されたのは、広島空港の貨物ターミナルです。

目の前にある通関まではわずか30メートル。フライト時間に合わせて新鮮な生カキを輸出できます。

施設を管理するのは、県内のカキ生産会社などが出資する新会社「HIROSHIMA Oysters」です。

HIROSHIMA Oysters 佐々木猛 社長
「航空便の時間に合わせて最大限、元気な広島県のカキを乗せて、そこから各地に流れていく」

ここから輸出されるカキは、年間を通じて出荷できるよう改良された品種です。

紫外線を直接照射しカキを浄化する設備も整っていて、こうした施設は全国の空港でも初めてだということです。

広島県は、カキを輸出の最重要品目に掲げていて、2025年度のカキ輸出額の目標を12億6000万円としています。

広島県 商工労働局 川口一成 局長
「5月にG7サミットもありますので、こういういい流れを生かして広島県のカキを世界に知っていただくいいチャンスになると思っています」

今後、直行便のある台湾を経由して、香港やシンガポールなど東南アジアを中心に販路を拡大していきたいとしています。

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