WBC6日目 メキシコがアメリカを破る ベネズエラは強豪に2連勝

日本時間3月14日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は大会6日目を迎え、チェイス・フィールドで開催されているプールCとローンデポ・パークで開催されているプールDはそれぞれ2試合が行われた。プールCではカナダ打線が爆発し、イギリスを相手に18対8で7回コールド勝ち。メキシコがアメリカを11対5で破るという波乱もあった。プールDではイスラエルがニカラグアとの接戦を制し、3対1で勝利。前日にドミニカ共和国を破ったベネズエラは、9対6でプエルトリコに勝利し、準々決勝進出に大きく前進した。

初回に3点を先制されたカナダは、1回裏にエデュアルド・フリエンの先頭打者アーチなどで5点を奪い、逆転に成功。その後もオーウェン・ケイシーのソロ本塁打などで追加点を奪い、3回終了時点で10対5とした。4回表にマリナーズの有望株ハリー・フォードの3ランで2点差に詰め寄られたが、4回裏に6点、5回裏と6点裏に各1点を追加。7回表を無失点に抑え、大会規定により10点差でコールドゲームとなった。

メキシコは初回にジョーイ・メネセスの2ランで先制。3対1と2点リードで迎えた4回表にはランディ・アロザレーナのタイムリー二塁打とメネセスの3ランで4点を追加し、7対1とリードを広げた。アメリカはウィル・スミスのソロ本塁打で反撃したが、メキシコは8回表に4点を追加。8回裏に3点を返してアメリカが意地を見せたものの、11対5でメキシコが快勝した。

5回表にスティーブン・レイトンのタイムリー二塁打でニカラグアに先制を許したイスラエルは、8回裏にようやく反撃を開始。スペンサー・ホーウィッツのタイムリーで同点に追いつくと、ギャレット・スタッブスに2点タイムリー二塁打が飛び出し、3対1とリードを奪った。9回表を5番手のロバート・ストックが三者凡退に抑え、2点差で逃げ切り。ニカラグアは5番手のジョナサン・ロアイシガが大誤算だった。

ドミニカ共和国を破って勢いに乗るベネズエラは、初回にアンソニー・サンタンデールの3ランなどで4点を先制。2回表にはサルバドール・ペレスにも3ランが飛び出し、大量7点をリードした。プエルトリコも意地を見せ、エディ・ロサリオのソロ本塁打などで反撃したが、序盤の大量リードを生かしてベネズエラが9対6で勝利。強豪相手に2連勝を収め、1次ラウンド突破に向けて大きく前進した。

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